「英語の発音をカタカナで表記する」のに限界があります。
だから限界ぎりぎりまで、「カタカナ英語」を大胆に見直して、より「英語」に近い読み方の工夫してみました。
「カタカナ英語」をもっと英語らしく
英語の授業でアメリカ人とまったく同じように、日本人が発音すると、冷やかされたり、笑われたりすることが多いですよね。
まず、この壁を取り除かなければ、英語が話せるようになることは絶対にないと断言できます。
だから、学生諸君!、勇気を持って、英語らしい「カタカナ英語」に挑戦してみましょう。
慣れてくれば「アメリカ人の発音をそっくり真似る」ことのほうが、はるかに「近道」だということに気づくでしょう。
英語の語尾の k, g, t,d,l(e) の音
このような文字で終わる語は、「発音されない」か、それぞれの文字の「口の形」で小さく音が出るかのどちらかです。
「カタカナ」で表記するのは難しいので、発音しない場合は「ッ」、それ以外は、k =「ク」、g =「グ」、t =「トゥ」、d =「ドゥ」、l =「ンル」とします。
子音の発音の基本を「練習」する必要があるでしょう。
英語の子音 f、 th
fire = fファイァ free = fフリー
through = thスルー thank you = thセァンキュー
フの前に f を付ける、スの前に th をつける、以外に方法はないのでは・・・
「fファイァ」の読み方は、「上の歯を下唇にあてて」ファイァと読みます。
「thスルー」の読み方は、「舌を上の歯にかるく当てて」スルーと読みます。
日本語にない英語の母音
● [ a ] の文字・・・ cat family banana 等
「ア」と「エ」を同時に発音したような「音」なので、「ェァ」と表記します。
cat = 「ケァッ」 family = 「フェァマリィ」 banana = 「バネァナ」
● [ u ] の文字・・・ cut but buy 等
これは普通に「ア」の表記でいいでしょう。
cut = 「カッ」 but = 「バッ」 buy = 「バイ」
● [ o ] の文字・・・ dog long lot 等
イギリスでは「オ」と発音しますが、アメリカでは「ア」と聞こえます。
dog = 「ダーッ」 long = 「ンラーン」 lot = 「ンラッ」
● [ i ] の文字・・・ sit big hit 等
「イ」の音に小さな「ェ」が付いたような音です。
sit = 「スィェッ」 big = 「ビィェッ」 hit = 「匕ィェッ」
● [ ew ] や [ oo ]の文字・・・ new soon pool 等
「ウー」でいいかと思いますが、実際には「ウー(ワ)」と最後に「ワ」の口の形がきます。
new = 「ニュー(ワ)」 soon = 「スー(ワ)ン」 pool = 「プー(ワ)ゥ」
● 「オウ」と閉じる[ o ] の文字・・・ note road phone 等
「オウ」でいいですが、これも最後に「ワ」の口の形がきます。
note = 「ノウ(ワ)ッ」 road = 「ロウ(ワ)ッ」 phone = 「fオウ(ワ)ン」
英語の母音の ear, ur, or, ir の音
girl = 「グゥーゥ」 bird - 「ブーゥ」 turn = 「トゥーン」
この音は、カタカナで表現するのは難しい。なるべく歯を閉じて、「アー」をこもらせる音です。
「カタカナ」の表記は改良に余地があります。
英語の子音 tr の音
tree = 「チュイー」 trouble = 「チュラブゥ」 travel = 「チュレァヴゥ」
tr の音は「チュ」と表記します。
英語の子音 l と r の音
London = 「ンランドゥン」 river = 「ゥリヴゥア」
l の音には「ン」をつけて、r の音には 「ウ」をつけます。
英語の母音 ar の音
park = 「パーゥ(ク)」 party = 「パーゥディ」
「パー」と伸ばした後に、r の「ウ」の音がつくようです。
「ティ」は発音しにくいようで、「ディ」に変わります。
以上のようなことを踏まえて、「カタカナ英語」に取り組んでみましょう。
身近な語を「カタカナ英語」に直してみると
● flower(フラワー) = fフラウァ
● baby(ベビー) = ベイビィ
● pencil(ペンシル) = ペンソゥ
● paper(ペーパー) = ペイプァ
● family(ファミリー) = fファマリ
● Santa Claus(サンタクロース) = セァンナクロース
● cake(ケーキ) = ケイッ
● radio(ラジオ) = レイディオウ
● glove(グローブ) = グラヴ
● pizza「ピザ) = ピッツァ
● bottle(ボトル) = バドゥ
● chocorate(チョコレート) = チャックレッ
● curry(カレー) = クゥーリィ
● mayonnaise(マヨネーズ) = メイネイズ
● yogurt(ヨーグルト) = ヨウグッ
● butter(バター) = バドゥ
● tomato(トマト) = タメイドゥ
● potato(ポテト) = パテイドゥ
● hamburger(ハンバーガー) = へァンブゥグゥ
● hotdog(ホットドッグ) = ハッダー(グ)
● soup(スープ) = スー(ワ)(プ)
英語の発音を「カタカナ」に直そうとすると、大体こんなふうになりますが、結構、せからしい部分もあります。
「アメリカ人の発音を聞いて、自分なりに覚えるのがベストだと思います。