アルバム(1)

こんな僕でいいなら

 

 

こんな僕でいいなら 夕暮れのひと時を
過ぎゆくままに 言葉も忘れて 肩よせていたい

ゆるやかな坂道は やさしさに包まれて
静かな時を愛する者たちの ささやきに満ちて

遠い空のどこかへ 風にまかせて旅にでよう
めぐる季節の中を二人で 歩き続けて行こう
ああ 冬の暖かな陽だまり 夏は木々の木陰
春ざれ 秋の心 白い雲 川のせせらぎ

こんな僕でいいなら 限りない喜びを
自然にたとえて歌いたい ありふれたことだけど

 

目に見えるものすべて 立ち止まる余裕もなく
過ぎ去るけれど僕らの旅は 急ぐこともない

肩を回せばいつでも 夢が見えると思いませんか
めぐる季節の中を二人で 歩き続けて行こう
ああ 冬の暖かな陽だまり 夏は木々の木陰
春ざれ 秋の心 白い雲 川のせせらぎ

こんな僕でいいなら 君のすべてをください
たとえどんな冷たい風にも 離れないでください

 

雰囲気の詩

 

 

落ち着いた雰囲気と 明るい光の中で
ぼくは夢を見る 長いおひげの猫を抱いて
空は青く澄んで 白い雲が流れる
何事もないように 時は過ぎてゆく
静かに...
ターナーの絵のような 雰囲気と光の中で
ぼくは夢を見る 猫と同じ夢を

夢は昨日までの いろいろな出来事の繰り返し
それがいつの間にか 少しずつぼくを変えてゆく
昨日楽しかったことが 今日はなぜかむなしい
やるせないくやしさに 冷たい殻の中で
ふるえる...

 

乾いた風の中 雰囲気と光の世界
ぼくは小さくなって 猫と同じ夢を見る

街はアリの行列 どこに行っても人間だらけ
明日はそんな街へ てくてく出かけて行くんです
だから今はそっと 一人静かな時を
カーテンの揺れるそばで 安らかな眠りに
入ろう...
デパートの人ごみが まるで嘘のように
電車の混雑が まるで嘘のように

 

絵日記

 

 

夢をみました 幼い頃の思い出は
絵日記のように ひとコマごとに途切れて
夏は過ぎて行きます 音もなく
遠い山の向こうは茜色
目覚めたときに涙がこぼれていました

覚えてますか 学校へ通ったあの道は
いつも楽しい一日の始まりでした
肌にひんやり触れる秋の風
二人肩を並べて歩いてた
尽きぬ話に立ち止まりそして遠回り

 

一人の部屋で眠れないときは
日記を開き何度も読み返します
いつの間にか心は夢の中
知らないうちに眠っているのです
そして目覚めて泣いていたこともあります

春になったらあなたに会いに行きたい
いろんな事をあなたと話してみたい
どんな顔で迎えてくれますか
昔のままでいてくれますか
少し不安な気持ちもあります

 

空廻り

 

 

廻る 廻る 人生 退屈な日々の繰り返し
側に誰かが居ても 楽しい時はつかの間
長い夢を見ているような そんな僕の人生

子供時代はいつも 僕の大切なもの
帰りたいと思えば 眼を閉じるだけでいい
忘れかけた思い出の中 それが僕のふるさと

 

名前すら思い出せない 遠い昔の友に
会って話をしてみたい 思い出に酔いしれたい

廻れ 廻れ 廻れ 人生 僕のことに構わないで
一人取り残されても 少しもかまわない
僕は君の歯車じゃない たった一度の人生

 

小さな瞳

 

 

詩: 不詳
曲: 米島 勉

 

小さな瞳が 君を見ている
小さな耳が 声を聞いてる
小さな両手が 君を真似てる
君の全てを 夢に見ている

君こそアイドル 君が一番
心も体も 君のことだけ
疑いもせずに 君を信じて
全てを信じて 受け入れている

 

君の正しさを いつも信じて
大きく眼を開き 君を見つめる
君の行いは 彼の道しるべ
信じて信じて 歩き続ける

 

プロフィール

 

 

優しい君のしぐさの影に
いつも感じる この想い
君の瞳の奥は 僕を見ていないと

白い光を散りばめて
微笑む君の その瞳
でもそれは君じゃなく
それは君のプロフィール

一瞬のかげりが君の横顔に走る
その時僕の心は君の瞳を見失う

 

僕の横顔だけに目を向け
駆けて行った君の心
君の横顔だけに目を向け 駆け抜けた僕の心

Mm 読み止しの小説のように
君は無邪気に次の話に
夢膨らませ心は またページをめくる

一瞬の想いがページを走り去る
その時君の心はまた新しいプロフィール

 

連続再生します