
オレンジ色の街
詩: 椎由怜太
曲: 米島 勉
空をオレンジ色に
染めて沈む夕陽は
悲しそうに見えるから
そっと眼を閉じる
暮れなずむこの街を
少し歩いてみよう
行き交う人の笑い顔
意味のない言葉
いつもとおんなじ日々が
夢の中で風になる
通り過ぎて行く度に
繰り返す出来事に胸騒ぎ
戻ることのない日々を
今も忘れられない
想い出という奇跡に
甘えながら今日も生きている
レトロな店の隅で
一人酔いしれながら
甘い香りに包まれた
君を思い出す