雰囲気の詩

落ち着いた雰囲気と 明るい光の中で
ぼくは夢を見る 長いおひげの猫を抱いて
空は青く澄んで 白い雲が流れる
何事もないように 時は過ぎてゆく
静かに...
ターナーの絵のような 雰囲気と光の中で
ぼくは夢を見る 猫と同じ夢を

夢は昨日までの いろいろな出来事の繰り返し
それがいつの間にか 少しずつぼくを変えてゆく
昨日楽しかったことが 今日はなぜかむなしい
やるせないくやしさに 冷たい殻の中で
ふるえる...

乾いた風の中 雰囲気と光の世界
ぼくは小さくなって 猫と同じ夢を見る

街はアリの行列 どこに行っても人間だらけ
明日はそんな街へ てくてく出かけて行くんです
だから今はそっと 一人静かな時を
カーテンの揺れるそばで 安らかな眠りに
入ろう...
デパートの人ごみが まるで嘘のように
電車の混雑が まるで嘘のように

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