
そよ風の子守唄
詩: 椎由怜太
曲: 米島 勉
そよ風がカーテンを揺らして通りすぎた
君の目の前をふわりと通りすぎていった
それは君の眠りがやさしすぎて
通りすがりの風のやきもち
何でもないよと風がささやく
もう一度目を閉じておやすみなさい
そよ風に運ばれて君はどこへ行くの
遠い未来を見つめるうちに心が溶けて流れる
だけど君はいつまでも変わらない
女の子でいてほしいから
空が青いことの幸せを
心に刻んでおやすみなさい
長い長い旅路を強く生きてほしい
たとえ君の心がどんなに疲れていても
素直な心をいつまでも大切に
忘れないで生きてほしい
そよ風の子守唄、ボナール色の昼下がり
時の流れ、大地の音が聞こえたような気がする
おだやかな日差しの中に流れる
鳥の声、時計のリズム
幼い頃の思い出だけは
心にしまっておやすみなさい
そよ風の子守唄