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Yesterday」 を日本語に訳すと、「昨日」とか「つい最近」といった意味になるのは誰でも知っていることと思います。

でも、「詩」の世界となると「昨日」と訳したとたんに「何かヘン?」な感じになり、「味わい」がなくなってしまいます。

「Yesterday」は漠然と「過去」を示す言葉で、訳すとすれば、「以前」とか「ずっと前」といったところでしょうか。

英語の曲の中に出てくる「Yesterday」という表現をいくつか見てみましょう。

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まずは、「ビートルズ」の「イエスタデイ」

ポールが14歳の時に亡くなった母への想いを歌った曲です。そのまま「ずばり」のタイトルですが、「昨日」という表現は「遠い昔」のことです。

Yesterday all my troubles seemed so far away
以前は何一つ悩みはなかったのに

Now it looks as though they're here to stay
今は悩んでばかり

Oh I believe in yesterday
ああ、昔のほうがよかった

ポールは彼の母のことを歌った曲だと言っていますが、去って行った恋人のことを歌っているようにもとれます。

「スタンダード」として、今も歌われている理由は、聴く人によってそれぞれの意味に解釈されるからでしょう。

 

帰り来ぬ青春

次にシャルル・アズナブールのフランス語の詩を英語に訳した「帰り来ぬ青春」(英詩:Yesterday When I Was Young)。

Yesterday when I was young
私が若かった頃

the taste of life was sweet as rain upon my tongue.
人生は舌に落ちる雨のように甘く

冒頭の「Yesterday」も「昨日」という表現で「若かりし頃」という意味で使ってあります。

それにしても、「人生は甘い」を「舌の上の雨」と例えるのはどうでしょうかね。

1行目の young と韻を踏ませるために tongue を持ってきたのでしょうが・・・

 

故郷に帰りたい

最後に、ジョン・デンバーの「故郷に帰りたい」(原題:Take Me Home, Country Roads)。

この曲でも途中に「Yesterday」という言葉が使われています。

I hear her voice in the mornin' hour she calls me
朝のひと時に山の声が聞こえる 彼女が僕を呼ぶ声が

The radio reminds me of my home far away
ラジオが僕に思い出させる 遠く離れた故郷を

And drivin' down the road I get a feeling
車で走っていると こんな気持ちになる

That I should have been home yesterday, yesterday
もっと早く故郷に帰れば良かったと

ここで使われている「Yesterday」は「もっと早い時期に」という意味です。

英詩には、「昨日」という言葉を借りて、「漠然とした過去」を表している場合がほとんどです。

 

 

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